2026.04  /  AI実践道場   全8回

プロンプトの
「型」を覚える

医師のためのAI実践道場 第1回
岡本 賢 | 小児科 教育研修センター

今日の30分で身につけること

  • 「なぜ聞き方が大事か」を体感する
  • 3つのプロンプトの型を覚える
  • 医療プロンプトのコツを知る

聞き方を変えるだけで、
回答の質が劇的に変わる

いきなりデモ:同じ質問、こんなに違う

BAD

高血圧について教えて

→ 教科書的な一般論

GOOD

あなたは循環器内科の専門医です。 研修医に高血圧の初期対応を教える 場面を想定して、ステップバイステップ で説明してください。

→ 実臨床で使えるレベル

なぜ「型」が必要なのか

AIは「次に来る単語」を予測して文章を生成する。
だから入力が曖昧だと、出力も曖昧になる。

レストランで「何かおいしいもの」と注文すると店の定番が出てくる。
「辛くない魚料理、ご飯少なめで」と頼めば、ぴったりの料理が出てくる。

3つの型

ロール指定型 / 条件付き型 / ステップバイステップ型

01

ロール指定型

「あなたは〇〇です」で始める。
AIに「どの知識を使って、どの立場から答えるか」を限定させる。

「あなたは感染症内科の専門医です」
「あなたは患者説明が得意な小児科医です」
「あなたは統計解析に詳しい疫学者です」

02

条件付き型

出力に「条件」をつけてコントロールする。

文字数・分量

「300字以内で」「箇条書き5つで」

形式

「表形式で」「SOAP形式で」

レベル

「研修医向けに」「患者説明用に」

情報の追加

「エビデンスレベル付きで」

03

ステップバイステップ型

複雑な依頼を「段階」に分解して指示する。
丸投げすると品質が下がる。

  • 臨床: 鑑別 → 検査計画 → 治療方針
  • 病棟: 要約 → 問題点抽出 → アクションプラン
  • 研究: レビュー → 批判的吟味 → 臨床的意義

3つの型を組み合わせる

ロール

あなたは
〇〇です

→

状況

〇〇の
場面で

→

タスク

〇〇して
ください

→

条件

〇〇の
形式で

→

ステップ

まず〜
次に〜

場面に応じて必要な要素を組み合わせる。毎回全部入れる必要はない。

出力形式を指定する。
例を先に見せる。
段階的に深掘りする。

医療プロンプトのコツ3選。臨床のコンサルテーションと同じで、一発で完璧を求めない。

まとめ

型1   ロール指定型 | 「あなたは〇〇です」
型2   条件付き型 | 形式・文字数・レベルを指定
型3   ステップバイステップ型 | 段階に分解

今日の宿題 & 次回予告

宿題

  • 配布テンプレートから1つ選んでAIに質問
  • 「うまくいった例」「うまくいかなかった例」をメモ

次回: 第2回

カスタム指示で
"自分専用AI" に

ハンズオン回:スマホ or PC持参

ありがとうございました

岡本 賢  /  小児科 教育研修センター

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