となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ

発展編 発3「連携」

外来の5分が、世界とつながった日

おかけん(岡本 賢)

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ1 / 8

0:20:当直明けの40分前

外来の合間に、
30秒で論文が返ってきた

当直明け外来後、PubMedを自分で開いて検索して読んで。
それで30分かかっていた。

「小児の発熱のエビデンス、2022年以降で5本まとめて」
── 30秒で論文タイトルと要旨の一覧が返ってきた。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ2 / 8
となりのAIConcept

連携すれば、10倍引き出せる

単体:質問に答えるだけ

1割

自分が動き続ける

  • 論文検索 → 自分でPubMedを開く
  • 結果をコピペ → 自分でやる
  • カレンダー入力 → 自分でやる

AIは答える。次の作業はまた自分。

連携あり:AIが動いて持ってくる

10割

判断だけすればいい

  • 「最新のRCTを5本」の一文で完結
  • Claudeが検索・要約・返答まで行う
  • 外来5分の使い方が根本から変わる

速さの差でなく、「自分が動くかどうか」の差。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ3 / 8

となりのAIMCP

Model Context Protocol

Claudeに道具を生やす接続口

繋いだ道具のぶんだけ、外来の5分が変わる

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ4 / 8

となりのAILive Demo

PubMed MCP:30秒で5本の論文

Claude への一文

「小児喘息の吸入ステロイドに関するRCT、2022年以降で5本教えてください」

Enterを押して30秒待つ。それだけ。

返ってきた結果

30秒
  • 論文タイトル ×5本(要旨2〜3行つき)
  • 30分かかっていた作業が30秒に
  • 「やらなかった」が「やれる」に変わる
「AIが持ってきた情報を、医師が判断する」
この前提は、繋いでも変わりません。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ5 / 8

となりのAISecurity

外部接続で問われる情報管理

NG:送ってはいけない

  • 患者の氏名・ID・診断名(特定個人と結びついた形)
  • 「患者・田中さん、発熱3日目、発疹あり」のような実名入力
  • 電子カルテ文章のそのままコピペ
  • 院内システムとの連携を個人判断で進める

OK:問題ない

  • 疾患名・症状の一般論(特定患者と結びついていない)
  • 「3歳児、発熱3日目、体幹の発疹。鑑別を教えて」
  • PubMed論文・ガイドラインなど公開文献の処理
  • 個人情報を含まない自分の業務タスク

「この情報は患者のものだ」という感覚が、連携の安全ラインを引く最初の力になります。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ6 / 8

となりのAIQ&A

繋ぐ前に1つだけ確認する
── 患者情報が流れるか

Q1

繋いでいい連携先かを、どう確認する?

「患者情報が流れるか」だけ確認する。流れないなら繋いでいい。PubMed・Calendar・Notion、今日の3つは全部クリア。

Q2

PubMed MCP、研究にも使える?

使えます。SRの設計段階から使える。ただし「どんな論文があるか」の把握はMCP、「どう解釈するか」は人間の仕事です。

「AIが持ってきた情報を医師が判断する」構造は、連携しても変わらない。道具が賢くなっても、判断の責任の所在は変わらない。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ7 / 8

となりのAIWrap Up

PubMed MCP を1つ設定すれば、
今日から論文との距離が変わる

Today's Action

今日1つだけ持ち帰るなら

PubMed MCPを
1個設定してみる

設定は10分で終わります。繋いだ瞬間から、論文引用の体感が変わります。

繋ぐ前に「患者情報が流れるか」を確認する。この順番を習慣に。

Next Episode

発4 ─ Next

「経営」

「繋いだ時に力が出る」を実感できたら、次は仕組みとして組み込む話です。

AI社員という発想とCLAUDE.mdを書いた夜、朝の作業量が変わった話。一人で経営するためのフレームを話します。

となりのAI ─ 若手医師の現場ラジオ8 / 8

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若手医師の現場ラジオ

次回 ─ 発4「経営」

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